TRINITY 瞬間と永遠

A TALK SERIES BY NIPPON PHOTOGRAPHY INSTITUTE

SCROLL
Concept

一枚の写真の向こうにある、
ひとりの人生をたどる。

シャッターが切られるのは一瞬。
けれど、その一瞬の背後には、膨大な時間と無数の選択がある。

TRINITYは、写真家の〈過去・現在・未来〉を紐解きながら、「どう生き、何を見つめ、何を未来へ手渡そうとしているのか」を探るトークシリーズです。

作家自身の声に耳を傾ける。あるいは、その視線や思想を時代背景とともに専門家が読み解く。「時間」を切り口に、ひとりの表現者の軌跡へ迫ります。

ここで語られるのは、写真の話であって、写真だけの話ではありません。一枚の写真の向こう側にある生き方や価値観、無数の選択の軌跡に触れながら、私たち自身の次の一歩を考えます。

Past / Present / Future

三つの時間が重なり、
ひとりの写真家が立ち上がる。

過去と未来、そしてその両極を揺れ動きながら作家に「選択」を迫る現在。三位一体の時間から、作品と生き方を見つめます。

NEXT / VOL.02

2026.09.17

馬場磨貴

写真家

今回取り上げる写真家は、馬場磨貴氏。身体、生命、母性、女性性といったアプローチから人間の存在そのものを問う、ポートレートを中心とした写真作品を制作している作家です。

妊娠と流産、東日本大震災での被災といった体験が反映された『We are here』、社会で共有される “母親像” の自明性を、子育てを経たうえで見つめ直した『DONOR』を始め、馬場氏の作品には自身の人生経験や、そのときどきに感じたこと、考えたことが色濃く息づいています。

今回は馬場氏がこれまで発表してきた作品集を辿りながら、写真を通して見つめてきたもの、そして現在の表現に至るまでの歩みを読み解いていきます。

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ARCHIVE

Artists / Works / Stories

VOL.01
artist's portrait
2026.08.02 / PHOTOGRAPHER × CRITIC

奥山 淳志ATSUSHI OKUYAMA

写真家 / 聞き手:鳥原 学(写真評論家・NPI講師)

1972年大阪生まれ。京都外国語大学卒業。出版社勤務を経て1998年に岩手県雫石へ移住し、写真家として活動を開始。北東北の風土や文化を発表する一方、人間の「生きること」をテーマにフォトドキュメンタリー作品を制作。『弁造 Benzo』『庭とエスキース』『動物たちの家』などを発表し、2024年『BENZO ESQUISSES 1920-2012』で第32回林忠彦賞を受賞。

Artist Official Website ↗

撮り続けることは、 何を見ることなのか。

聞き手:鳥原 学(写真評論家・NPI講師)

2026年8月1日(土)に開催されたTRINITY vol.1では、東北地方を拠点に長年にわたり写真を撮り続ける奥山さんの写真集を鑑賞しながら、その歩みや作品に込められた想いを対談形式で紐解きました。聞き手・解説役は写真評論家の鳥原学さんが務めました。

(開催レポートより抜粋)

奥山さんの実質的なデビュー作であり代表作のひとつ『弁造 Benzo』は、北海道十津川村に暮らす井上弁造さんというひとりの老人をじつに14年間にもわたって(!)撮り続けた作品だ。

奥山:
「自分は自分しか生きられないから、他者の人生ってどんなのかな? ということに興味があります。自分とは違う生き方を見てみたい」

奈良のニュータウンで育った奥山さんにとって、北の果ての異郷で、しかも自給自足という非文明的な暮らしを営む弁造さんの人生は、理解の範疇を超えた絶対的な外部であり、「自分とは違う生き方」の最たるものだった。だからこそ写真を撮るという営為を通じて触れてみたかった。

↓開催レポート全文はこちら↓

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